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2004.02.28

信ずる心は素晴らしきかな。

先日、あるお客さん(Oさん・32歳)がいらっしゃいました。

遅い時間で、もうそろそろ、
店じまいしよーかと思っていた頃のご来室でした。

Oさんは、ベンチャー企業ながら、
若くして部下を何人か持つポジションにいらっしゃいます。

珍しく、かなり酔っ払っていらっしゃってのご来室でした。

オーナーY 「どうしたんですか?今日はこんなに酔っ払って?」

Oさん 「いやぁね、辛い事があってね。ちょっと呑みすぎてね。
      世の中、いろいろあるよね、Yちゃん。」

Y 「Oさんでも、辛い事ってあるんですね。
   少々の事じゃ、辛いって思わなそうなのに。」

O 「いやね、客に怒られるとかね、上司にイビラレルとか、そーいうのならね、
   全然気にしないけど、今回はねぇ。。。さすがにね、辛いね。」

Y 「今回って、何があったんですか?そこまで、Oさんがなるなんて。」

O 「実はね、部下で優秀な奴がいて、俺も一番目をかけてる若手でね。
   その彼が、客からキックバックをもらってるのがね、発覚してね。
   発覚といっても、偶然、客との話から辻褄が合わないことがでてきて、
   ちょっと調べてみたらね、どうやら、キックバックを、
   そいつがもらってるらしい事がわかったんだよね。」

Y 「それは、大変じゃないですかぁ!
   しかも、Oさんが、そんなにショックを受けてるなんて、
   よほど、可愛がってた方なんですよね?」

O 「相変わらず、Yちゃん、するどいよね。
   そうなんだよね。うちとか、有名になったけど、まだまだ、ベンチャーだから、
   社内の管理システムとかね、穴がたくさんあってね。
   キックバックとか、そこまで管理できてないから、
   よくある話だしね。だから、基本的には、仕方が無いんだけどね。
   でもねぇ、彼にとっては、十分じゃないかもしれないけど、
   一応、会社から給料はでているんだよ。
   でね、今回のお客さんは、俺が彼に回した顧客で、
   ヒョンなことから、バレル事があり得るところでね。
   100歩譲ってね、管理システムがないから、
   出来心でやってしまうのは仕方ないとしてもね、
   どうせやるなら、バレナイようにやって欲しいよね。」

Y 「うーん、確かに。よく、女の子が、男は浮気する生き物だから、
   浮気は仕方無いかもしれないけど、やるからには、
   絶対バレナイようにして欲しい、って言うのと、同じですよね。」

O 「そうそう。そう言う女の子の気持ちが、今の俺ならわかるね。
   しかも、こういうのが一件出てくるとね、人間って簡単でね、
   他の客でも、似たような事をしてるんじゃないか、って疑ってしまうんだよね。
   それでね、そうやって、疑ってる自分も嫌だしね。
   でも、また明日は、明日で、彼と会社で顔を合わすんだよね。」

Y 「それ、辛いですよね。しかも、可愛い部下であれば、あるほど。
   さすがのOさんも、呑まずにはいられないっしょ。今日は。」

O 「これでね、俺が管理職で無ければ、また違ったと思うだよね。
   ただの先輩とかね。でも、俺は彼の管理者だから、
   対処しないといけないのね。だから、辛いんだよね。」

Y 「そうですよねぇ。」

O 「でもさ、何かあると思うんだよね。理由が。
   キックバックで貰ってるって言っても、
   その金額が、彼の給料からすれば、
   たかが知れてる金額でね。」

Y 「ま、どちらかというと、Oさん、そー思いたい、
   っていう感じじゃないですか?」

O 「そ、そうかもね。いや、そうだね。
   信じたいよね。可愛いからね。」

Oさんの会社は、こういう事件が多いらしく、
罰則が厳しいそうで、その罰は、管理者にも及び、
さらに管理者の方が管理者責任から、罰が重いそうな。

それでも、部下の彼に対し、怒るのではなく、信じようとするOさん、
髪の毛は薄めだけど、ちょっと、カッコいいと思いました。

信ずる心は素晴らしきかな。

ということで、また。

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